昨日の甘夢と明日の生活
「ハイ、AKIさんここは夢の様な国ですよね。素晴らしい女性との一時を過す事が出来て、最高でしたよね。」
「そうですか、でもね、今日からは現実の世界ですからね。」
「解っていますって、私も馬鹿じゃないですからね。仕事が一番ですよ。」
「そうですか? 仕事の顔は、昨日に忘れてしまったって顔をしている様に見えますけどね。」
・・・・・壊れてしまった様子ですよね。今までは、仕事一本やりでわき目も触れる事がなかった人ですからね。
ふとした時の顔を見ますと、思い出し笑いをしているんですし、その上、仕事の打ち合わせでも上の空なんですからね。 まじめ一本やりの人は、タイランドの夜は刺激が強すぎますよね。
想像が出来ない世界に迷い込んでしまいますと人間は、思考回路が止まってしまった馬鹿になるのを通り越して、ランナーズハイの様に自分だけが知っている究極のアドレナリンが噴出してくる様子ですね。
その世界から抜け出しても、体が抜け出しているだけでその他の心や頭や何かは、そのままその想像が出来ない世界に留まっている様な感じです。
だってこの人がそれを証明している様な感じでしょ。 若しかして、皆さんもその様な感覚に陥ったことがあるのではないですか? 抜ける事が出来ない底なし沼に、自分で出る事をしないって事があったかもしれませんね。
恐ろしい事ですね。
実は、この方も同じ様な事に陥ってしまそうですね。 仕事は、朝から晩まで、上の空のままでした。 挙句に、夕方になってきますと、顔つきがキラキラと輝きだします。 そして、食事もタニア方面でって・・・・・
典型的にウイルスに犯されかけている症状が見えますね。 私の様な専門化が見なくても、誰も見ても症状がしっかりとでています。 急性女夜泰(きゅうせいじょやたい)症候群に感染してしまいましたね。
皆さんこれは恐ろしい病気ですから、気をつけないといけませんよ。 但し、お金が底をついてしまったり、人生を潰しかけますと直る病気ですから、命までは落としませんけどね。
「AKIさん、そろそろ行きませんか? 夜もだいぶ遅くなってきた頃ですし・・・・・」
「何を言ってるんですか。 まだ7時になっていないんですよ。 女の子はまだまだ来てませんよ。」
「えっ、まだ7時ですか? 私は12時が回っているんじゃ中って思っていました。・・・・・時間がたつのは遅いですね。 そろそろじゃないですか?」
・・・・・まだ5分も立っていませんよね。 此処まで来ますと重症になってきていますね。 とことんまで行かないと収まりがつかないかもしれませんね。・・・・・どうなっていくんでしょうね。
私との仕事はたった3日間ですが、会社にある事ない事言って、10日間も滞在をしてしまった様子ですね。 カードで使えるお金を一杯一杯使ってしまって、在泰の人にお金まで借りてしまって、そうして会社には夜の世界とタイガールに入れあげているのがばれてしまって、背任罪で会社を首になってしまった様子です。
いけませんね。 タイランドの夜は妖精の楼閣なんですから、本物じゃないんですよね。夢が覚めて翌日になると消えてなくなってしまうんですからね。 それに互いにそうですが、夜の会話は本気じゃないって事も忘れてはいけませんね。
笑い話ですが、笑えない様な方もいらっしゃるかもしれませんね。
最近ではこんなタイプの方は少なくなったのかなって感じていたんですが、いますよね。まだまだ、なくなる事はないんですね。
私の知人に、毎回100万円を持ってきてタイガールと一緒に10日間を暮らして、7回目にはそのままいついてしまいました。日本には、借金をし倒したままの状況で、逃げてきたんですね。
妻子も捨ててですよ。結局は、人じゃない事をしますとうまくいく事はありませんよね。この人の場合もそうなんですが、仕事を忘れて会社まで騙して、遊んでいたんでは大変なめに合う事は間違いありませんね。
「彼女とは、将来を約束までしたのに、全てを失ってしまった感じがしますね。 仕事も家庭もそれに、信用もですよね。 騙されてしまった感じです。」
そう感じる事なんでしょうが、騙された訳ではありませんよね。 ただ単に自分から進んで底なし沼に入って出る事をしなかっただけなんでしょうね。
教訓:夜の言葉は互いに本気じゃありませんよ。
解っている!って、声がそこいらじゅうから聞こえてきますが、解っているのは私のブログを呼んでいて冷静になったからですよ。 目の前に可愛い女子にいて、・・・・・されたら解っているって言えないかもしれませんね。
彼は夢破れて、わが国に帰っていきました。未だにその後の消息は聞きません。
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