立ちん坊人生は30年を超えてしまった ①
少し前にタイ人の友人から大変貴重な方を紹介いただきました。
元々は家族の為に夜の世界に身を沈めたタイガールを紹介して頂きました。 今は、小さなお店をしている方です。
びっくりしますが、約30年間立ちん坊をして田舎の家族や親戚の面倒を見てきたそうですから、本当に頭が下がります。
色々と話を聞きましたが、私は老齢になって涙もろくなった事も在りますが、久しぶりに涙が出尽くすまで言ってしまいました。
まだこんな事があるんですねぇ。
彼女の半生を少し紹介させていただいて、改めてタイランドについて考えてみたいと思います。
田舎からバンコクに出てきたのが16歳の時だったようです。 売られたとは言いませんでしたが実際にはていの良い人身売買の様なモノなんでしょうねぇ。
元々は置屋に行って、ひな壇の様なところに立っていたそうです。 毎日、1~3人の客の相手をしていたそうですが、ドンドンと体を潰してしまってお客をとる事が出来ない様な状況になってきたそうです。
仕事が出来ない女に無駄飯を食わせる訳にはいかないというのがこの世界の恐ろしい感覚ですから、着の身着のままで追い出されてしまったそうですが、する事もなくお金もなくて・・・・・乞食の物まねをする以外に道はなかったそうです。
日本でもそうなんでしょうが、乞食にも縄張りというモノが存在をしていますから、何度も何度も体罰的なモノを受けて・・・・・生き地獄とはこんな感じなんだろうと感じて毎日死のうと考えていたそうです。
でも、家族や兄弟が・・・・・だって考えて、死ぬことが出来なかったそうですが、仕送りどころか自分の命をも長らえる事も不可能に近い状況が続いたそうですが、捨てる神あれば拾う神あるって言われる様に仕事を与えてくれる人が現れます。
屋台をしているおばあさんだそうです。
人並みとは言いませんが寝るところと食べるものがあり、仕送りは出来ませんが何とか生きていく事は出来る様になりました。 約1年でしょうか、最高(彼女にとっては)の時間があっという間に過ぎてしまって、その後に拾ってくれた神のおばあさんが病気になってしまいます。
地獄のぶり返しです。
出来る事がなくて、夜の街に立って袖を引くという仕事に就く以外の道は彼女には残されていませんでした。 体を売っても、一日人くらいですから極貧は変化をする事はありませんね。
半年間の看病ののちに拾ってくれたおばあさんは天国に召されて・・・・・でも、自分は生きて行かないといけないという事で毎日街角に立って袖を引くという事の繰り返しをしていきます。
自分の家族の事が気になりますが、やっと連絡をという風に考えた時にはお互いに行方知れずの状況になってしまって・・・・・生きる望みは皆無となりましたが、拾ってもらったおばあさんから、生きていると必ずや良い事があるんだって言われた事を励みに頑張る以外できないという事なんでしょうね。
時間がやってきました。
こんな人生もあるんですね。 話を聞きますと、ここまでして生きている方が良いのかって疑問を感じましたが、今現在は生きてきてよかったって言える様に鳴ったっておっしゃっています。
半生は袖を引っ張る仕事で、学校は出ていないために話せるけれども、書く事も読む事も出来ない女性は体を売る以外には道がないという事なんでしょうか?
悲し過ぎますね。
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コメント
ekamai 様。
ありがとうございます。
そうなんですよね、生きる事が人間の究極の目的ではないかと思いますし、全うする事が最高の人生の目的なんだろうと思います。
私の周りでも死にたいと言っている人がいますが、死んでも無になるだけで何も良い事はありません。
生き続ける事は本当に重要ですし、必ずや良い事が待っていると思います。
投稿: AKIさん | 2017年11月 7日 (火曜日) 午後 11時45分
Aki様
生きていれば必ずいい事がある
私もそう思います
人が生きると書いて人生です
生きてるからこそ人生なんです
死んでしまっては何も生まれません
自殺する勇気があるなら何でも出来ると思います
明日はバスタオル用意して読みますねww
投稿: ekamai | 2017年11月 7日 (火曜日) 午後 08時12分